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それでは白癬の約8割強を占める足白癬と爪白癬について、ご紹介しましょう。足白癬には3つのタイプがあります。
いわゆる水虫、足白癬は素足で過ごす時間の減少、つまりソックス・靴等で足が高温多湿の状態に保持される時間が長くなるにつれ患者数の増加が顕著であり、一種の"文明病"とも云われています。
足白癬には「趾間(しかん)型」、「小水疱(しょうすいほう)型」、「角質増殖(かくしつぞうしょく)型」の3つのタイプがあります。
「趾間型」、「小水疱型」の2つのタイプが多く見受けられますが、長く患っていると「角質増殖型」に変わっていきます。
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趾間型足白癬(症例写真)
足の指の間(趾間)が赤くなって皮がむけたり、ただれてジュクジュクしたり、皮が白くふやけたりします。白癬菌が高温・多湿を好むことから、夏場に症状が出るのが普通です。患部が臭う場合は、白癬菌に雑菌が加わった状態と想像されます。
小水疱型足白癬(症例写真)
足の裏や側面、趾の腹などに細かな水膨れ(小水疱)ができて周囲が赤くなります。小水疱は日が経つと乾いてカサブタになります。また、小水疱が目立たず、赤くなって皮がむけるだけのこともあります。小水疱ができた時には強い痒みが生じます。やはり夏場に発症する場合がほとんどです。
角質増殖型足白癬(症例写真)
足の裏全体がカサカサして厚く硬くなり、ボロボロと皮がむけたり、踵がひび割れてアカギレを起こし痛みを伴うこともあります。
この型の特徴として次の4点が挙げられます。
(1)汗もかかなくなり、空気も乾燥してくる冬場に悪化する。
(2)全く痒みがないことから「水虫」と気づかず、放置されている場合がほとんど。
(3)趾間型や小水疱型の中途半端な治療の結果、再発を繰り返し、何年もかかってこの型になる。
(4)爪白癬(爪の水虫)を合併している頻度が高い。
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